部下がインポスター症候群にならないように上司として大切なこと

もしかして、あなたもインポスター症候群?

上司として部下に接する際のポイント

上司として部下に接する際のポイント

部下とのコミュニケーションに悩んでいる人に向けて対処法を紹介します。上司として、部下を正しい方向へ導けるようになりましょう。

日常的なコミュニケーションを大切にする

仮に、部下がインポスター症候群になり、それを放置していると、仕事のパフォーマンスが落ちるだけでなく、失敗を恐れて成長が止まってしまうかもしれません。看護師の場合、1つのミスによって患者の命が危険にさらされる可能性もあるので、より注意が必要です。また、ネガティブな言動や思想はチームワークにも影響を与えます。
しかし、自信を持ってもらうという理由で、責任の大きい仕事をいきなり任せるようなやり方はNGです。このやり方だと、逆にプレッシャーが大きくなりバーンアウトにつながるかもしれません。大切なのは、部下の自己肯定感を高められるように、日常的なコミュニケーションを大切にすることです。「自分はできる」「1人じゃない」といったポジティブな感情を持ちながら、部下が安心して能力を発揮できるような環境を作ってください。

チームメンバーで感情を共有する

一説によれば、インポスター症候群は7割以上の人が経験するといわれています。自分が気付いていないだけで、同じような悩みを持っている人が何人もいるかもしれません。まずは、チームメンバーとインポスター症候群について話し合い、誰もがそうなるリスクがあることを共有しましょう。もしかすると、自分から打ち明けてくれる部下もいるかもしれません。チームメンバーで感情を共有することで、「自分だけではない」といった安心感を得られます。

定期的にフィードバックする

定期的に1対1でフィードバックする機会を設けましょう。フィードバックの際は曖昧な表現を避け、数値やデータを用いながら部下の仕事がどのくらいの貢献度なのかを示してください。具体的かつ前向きな表現で、上司である自分はきちんと認めていることを伝えれば、部下は自信を持って仕事に取り組めます。仮に、仕事に関する注意を伝える場合でも、フィードバックそのものは部下にとって自分の能力を把握するために役立つ作業です。ミスを指摘するだけでなく、「ここをこうすればもっとよくなる」と、次につながるような表現を心がけましょう。

頼りやすい環境を作る

特に大切なのが、部下が頼りやすい環境を作ることです。常に言葉をかけ、適切なアドバイスをくれる上司が近くにいれば、部下の心理的負担は軽減されます。小さな不安や自己不信感が芽生えても、すぐにサポートに回ればインポスター症候群に陥ることを防げます。

もしかして?と思ったら