インポスター症候群にならないために自分で取り組めること

現在に集中する

まずは、現在に集中することです。分からないことがあるとどうしても「失敗したらどうしよう」と不確定な未来に対して不安を感じてしまいます。今、自分の目の前にあることに集中してください。結果に目を向けるのではなく、その時どうすべきかが大切です。また、知らないことに対して恐怖感を覚えるのであれば、あらかじめ「知らないことリスト」を作成しておきましょう。自分が学ぶべき事柄をリストアップして、それに対して正面から向き合い、勉強することで余計な心配をせずに済みます。

環境を変える・問題を分解する

知識不足に対して無力感を覚える人は、聡明な人々の中に自分の身を置くことをおすすめします。自分よりも賢く聡明な人と共に時間を過ごすことで、自ずとレベルアップしていけます。また、聡明な人は他人の学習を積極的にサポートする姿勢を持っています。喜んで自分の力になってくれる人が周囲にいれば、責任のある仕事に対しても自信を持って取り組めるでしょう。
大きな問題に直面した際は、その内容を細かく分解してください。目の前の問題が自分にとってどれほどプレッシャーになっているとしても、それは小さな要素がいくつも集まってできているということには変わりありません。問題を小さな要素に分解し、扱いやすくした上で丁寧に取り組んでいけば、いずれ次のステージに進めるはずです。

全てのことを知っている人はいない

この世に、全てのことを知っている人はいません。まだ知らないことが山ほどあり、それは素晴らしいことであるという意識を持ってください。むしろ、全てを知り尽くしていたとしたら、そこに生きる意味はありません。また、自分の抱えている問題を認めることも大切です。自分を詐欺師のように思い込んでいるのであれば、なぜそういった感情を持つようになったのかを分析しましょう。

評価を素直に受け入れる

周囲から褒められた時は、素直に受け入れましょう。過剰に謙遜することは避け、自分に対する評価を客観的に受け入れることが大切です。また、自分の成功を運のおかげにしないでください。何かを成し遂げられたのは、自分の信念と物事に対する取り組みの結果です。

日記を残す・完璧を求めない

日記を残すのも効果的です。自分の成功や失敗を日記に残し、読み返すことでこれまでの事象に対して平等に考えられるようになります。また、完璧を信じてはいけません。非の打ちどころのない結果を出そうとすると、余計にストレスを感じ、生産性が落ちてしまいます。完璧な人はこの世に存在せず、いずれ何らかの問題が生じるものだと割り切ることも大切です。