自己肯定感の低下がインポスター症候群につながります。ここでは、自己肯定感を高める習慣について紹介するので、悩んでいる人は参考にしてください。
まずは、口角を上げて笑顔をキープしてみましょう。表情筋は脳の感情中枢と連携しており、笑顔になることでエンドルフィンが分泌され、幸福感の増幅や鎮静作用をもたらす効果があります。加えて、セロトニンというホルモンも分泌され、ストレスの原因になるコルチゾールの数値を低下させます。セロトニンは他の神経伝達物質が暴走するのを防ぎ、心を落ち着かせる効果があります。
自己肯定感が低い人は、周囲の目が気になるため常に気を張っており、不安や緊張を感じやすい傾向にあります。笑顔を意識することでそういった感情が抑えられ、逆に幸福感が増幅するため自ずと自己肯定感も高まります。心の底から笑っていなくても、意図的に表情筋を使うことでホルモンが分泌されます。ふと気付いた時に口角が下がっていたら、その度に笑顔を作ってみましょう。
自己肯定感が低い人は姿勢が悪い傾向にあります。自分に自信がないので俯きがちで、うなだれたような姿勢になります。精神と肉体が密接な関係にあることは、様々な研究で証明されています。ある研究によれば、胸を張った姿勢をキープしている人は他の人よりもパワーがあり、リスクを恐れない傾向が強かったそうです。また、背筋が伸びている人は前かがみの姿勢の人よりも思考や感情が前向きであることも判明しています。自分の姿勢が悪いと感じている人は、意識的に姿勢を正してみましょう。
猫背を矯正するためには、常に背筋を意識する必要があります。机に座っている時などは特に猫背になりやすいので注意してください。仕事中だけでなく、自宅でストレッチをするのもおすすめです。入浴後や寝室に入る前にストレッチをすることを習慣化しましょう。
日常的な言葉遣いにも意識を向けてください。ネガティブな言葉遣いは避け、意識的にポジティブな表現に変換しましょう。失敗した際は、そのまま「失敗してしまった」と落ち込むのではなく、「この方法ではよくないことが分かったので次からは違う方法を試そう」と表現します。ポジティブな思考は人生を前向きな方向に変える力があります。
また、プライミング効果を活用するのもおすすめです。プライミング効果とは、先行する言葉が後の行動に影響することを指します。ポジティブな言動が、その後の事象にも好影響を及ぼすことを意識してください。どうしてもネガティブな言葉遣いになってしまう人は、自分がよく発する言葉を紙に書き出して、意図的にポジティブな表現に変換するといいでしょう。
インポスター症候群に陥ると、「失敗したらどうしよう」と不確定な未来に対して不安を抱くようになります。そうならないためにも、現在に集中して目の前の問題に正面から向き合い、解決することに注力しましょう。
転職エージェントを利用することで、スムーズに転職活動を進められます。具体的なメリットや、おすすめの転職エージェントを紹介しているので、新たな環境に移りたいと考えている看護師は参考にしてください。
仕事が辛くて仕方ないなら、転職して環境を変える必要があります。看護師は売り手市場なので、転職先に困ることはありません。今の状態を放っておいても、悪化する一方です。限界を迎える前に、転職してください。