インポスター症候群によってメンタルが不調に陥っている状態でも、転職エージェントは利用できるのでしょうか。詳しく見ていきましょう。
結論から述べると、メンタルが不調でも転職エージェントは利用できます。むしろ、メンタルが不調で転職活動に対する不安が大きい人ほど、転職エージェントの利用がおすすめです。転職活動は、ほとんどの場合在職中に行います。そのため、普段よりも精神的・身体的な負担は大きくなります。転職活動のストレスによって、メンタルが安定しないこともあるでしょう。しかし、転職エージェントを利用すれば、転職のプロが転職活動に関するあらゆるサポートをしてくれるので、最小限の負担で済みます。また、キャリアアドバイザーから客観的なアドバイスをもらえるので、冷静な状態を保ちながら転職活動を進めることができるでしょう。仮に、登録した転職エージェントが自分に合わないと感じた場合は、すぐに退会できます。そのため、まずは登録してみましょう。
インポスター症候群によってメンタルが不調な人は、そのことをキャリアアドバイザーへ正直に伝えておきましょう。業務に支障が出るレベルまで状態が悪化しているのであればなおさらです。転職の際は、健康面や体調面に問題がなく業務に取り組めるかを確認されます。そのため、何も伝えずに転職した場合、後々トラブルにつながるリスクがあります。自分から伝えにくいのであれば、キャリアアドバイザーを通して伝えてもらうこともできます。先に伝えておけば、転職エージェント側もメンタルの不調が転職活動に影響を与える点を考慮した上でサポートしてくれます。
転職エージェントは、これまで多くの看護師を転職に導いてきた実績があります。そのため、転職者に違和感があればすぐに気付くでしょう。今の職場を退職する理由に疑問点があれば、必ず質問されます。そのため、インポスター症候群によってメンタルが不調に陥っていることを正直に伝える必要があります。最初の段階で嘘をついてしまうと、今後もそれを隠し通さなければならなくなります。素直に自分の状態を伝えた上で、今後の方針をキャリアアドバイザーと一緒に考えましょう。
なお、今はそれほど状態が悪くなくても、インポスター症候群がこれまでのキャリアに何らかの影響を与えている場合も、正直に伝えてください。メンタルの不調は、ふとした時に再発する恐れがあります。そういった時にも正しく対処できるよう、事前に伝えておくことが大切です。
インポスター症候群に陥ると、「失敗したらどうしよう」と不確定な未来に対して不安を抱くようになります。そうならないためにも、現在に集中して目の前の問題に正面から向き合い、解決することに注力しましょう。
転職エージェントを利用することで、スムーズに転職活動を進められます。具体的なメリットや、おすすめの転職エージェントを紹介しているので、新たな環境に移りたいと考えている看護師は参考にしてください。
仕事が辛くて仕方ないなら、転職して環境を変える必要があります。看護師は売り手市場なので、転職先に困ることはありません。今の状態を放っておいても、悪化する一方です。限界を迎える前に、転職してください。